北千葉広域水道企業団では、平成24年3月に企業団の水道事業ビジョンである「北千葉水道新時代21」を改訂し、『信頼される広域水道を将来へ』とする基本理念に基づき、水道用水供給事業の運営を進めてきました。
こうしたなか、改訂から10年以上の経過とともに、少子高齢化の進展や持続可能な社会の構築に対する意識の高まりなどの社会情勢の変化、水道施設の老朽化、自然災害の激甚化・頻発化など、水道事業を取り巻く環境は大きく変化しているところです。
また、企業団においては、創設事業(昭和48年度から平成12年度)の完了を契機として、事業の基軸を「建設」から「維持管理」に移行したところですが、創設期に整備した浄水施設や管路等の老朽化が進んできていることから、事業の基軸を「維持管理」から「再構築」へと転換していく必要が生じてきています。
そこで、「再構築」を基軸とした長期的な視点による企業団が目指すべき理想像とその実現に向けた取組の方向性を定めるため、「北千葉広域水道ビジョン」を新たに策定しました。
今後は、「北千葉広域水道ビジョン」で掲げる取組事項の実現に向け、取組の方向性に沿った個別の事業計画等を立案し、進めていくこととします。

(安全)安全・安定の信頼される水道
- 安全な水道用水の安定供給
平常時はもとより気候変動による原水水質の悪化や突発的な水質汚濁事故などにおいても、安全な水道用水を安定的に供給することを目指します。
- 健全な水道施設の確保
施設稼働率の上昇などにより、施設の部分停止を要する維持管理・更新が困難となってきていることから、地域の水需要に応じた健全な水道施設を確保していくことを目指します。
- 安全で効率的な水道施設の再整備
企業団設立から50年以上が経過し、水道施設の老朽化が進んでいることから、近い将来訪れる基幹施設である取・浄水場の再整備を検討することにより、安全で効率的な水道施設を計画的に整備していくことを目指します。
(強靱)災害に強い頼りになる水道
- 自然災害や事故等に強い水道施設の整備
近年の自然災害の激甚化・頻発化や施設の老朽化を起因とする事故の発生などにより、危機リスクは上昇していくことから、非常時にも安定供給を継続できる、強靱な水道施設を整備していくことを目指します。
- 多様なリスクに対する組織体制・連携の強化
ベテラン職員の減少による被災経験の不足や危機リスクの多様化などに対して、被害を最小限にとどめつつ、迅速に応急復旧活動に従事できるよう、非常時の組織体制や幅広い連携体制の強化を目指します。
(持続)将来に続く持続可能な水道
- 持続可能な経営基盤の確保
近年の電気料金をはじめとする諸物価の上昇や老朽化を迎えた水道施設の更新・再整備などによる中長期的な厳しい財政状況においても、健全な経営基盤を確保していくことを目指します。
- 人的資源の有効活用と充実した職場環境
職員の確保が困難となってきている影響により、職員一人ひとりへの負担が大きくなりつつあることから、職員の確保や持続可能な組織体制の構築を図りつつ、職員の心身の健康増進が図られる職場環境の整備を目指します。
- 社会情勢等の変更に応じた事業運営
地球温暖化対策をはじめとする環境対策や施設の維持管理へのデジタル技術の活用など、社会経済活動の変化に対して、大規模水道事業者としての社会的責務を果たしつつ、変化に柔軟に対応できる事業運営を推進していくことを目指します。
- 北千葉地域の水道連携と水道への理解促進
水道施設の老朽化の進行や諸物価の上昇による厳しい財政状況の見通しなど、多くの水道事業体が直面する課題の解決に対して、地域・住民・企業団が一体となり作り上げる、持続的かつ強靱な水道システムの堅持を目指します。
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